diary log


8月31日 夏が終わる

夏が終りますね。消えない思い出はたくさん出来ましたか?
僕は日記が消えました。どうも八蔵です。
消える日記って何だ。
僕は歩んできた足跡を、軌跡を、轍を残すために今までやってきたんじゃなかったのか。
まあ、イイか。魔球だって魔女だって魔リックだって割と消えるし。
お父サンもたまに消える。
日記が消える事もあるだろう。

さて、そんなワケでして日記です。
まあ、そんなこんなで頭来ましてこういう形になってるワケでして。
しかし、何となく新しくすると他にも何か新しい事しなきゃいけない気になるから不思議ですね。
何だろうこのフレッシュな気持ち。けど何も思いつかないからせめて眼鏡からコンタクトに乗り換えるべきだろうか。
夏休み明けだし自然に移行出来る気がする。

そういえば最近眼鏡壊しまして。
眼鏡派失格!愛が足りないよ!親友と妻を同時にバキバキに壊した気分だ!
で、二週間後くらいに新しいのを買いました。
再婚って半年くらい出来なかったんでしたっけ?あ、女性だけでしたっけ。
何にしろ人間として失格くさい!

でも好きになっちゃったんだからしょうが無いと思う。
愛の前で倫理は無力だと思う。

文字数制限が無いと落としどころが見当たらないので取り敢えずそろそろ終りたいと思います。
結局日記らしきものは書いていない八蔵でした。


9月1日 それでもその手を離さないで

 パチーン蔵ホームページ占いの時間だよ!
 今日のミスター厄年はホームページ改装中なのに堂々と晒しちゃってるそこの君!
 いきなり42歳になっちゃうから気をつけてね!

 どうも、八蔵(42)です。これからの人生をどう生きるかよりどう死ぬかにシフトしていかねばならない時期に差掛かって参りました。
 というワケで本日の八蔵日記は『香れ中年臭!魅せろ人生(たび)の幕引きを!〜鳴り止まぬカーテンコールとナースコール編』をお送り致します。

 嫌です。

 でも人間って嫌でも中年になっちゃうんですよね。時計の針は止まらない。
 大抵の人は中年になってからの人生のが長いんですよね。ドラマみたいに終らない。

 何か、だるくなってきた。
 だから日記を書くんだ。

 そういえば、眼鏡が無かった時の精神状態は酷かったです。
 道を歩く眼鏡人達。お顔のインテリア、恋人、相棒、親友。
 実に仲良さげ。実に楽しげ。そして、幸せそうで。

 全部叩き割ってやろうかと思いました。

 何だオマエラ!俺が不幸なのに!ちょうだいよ!僕にも眼鏡頂戴よ!
 どっかに出没したという眼鏡怪盗の気持ちが良く解りました。
 解り過ぎて友人に「親父狩りしようぜ!金は全部お前にやる!だが眼鏡は俺のものだ!どうだ!悪い話じゃないだろう!」とか言ってしまいました。
 そういうのに「死ね」とか言ってくれる友人を持てて私はとても幸せです。

 しかし、着物は中年の方が似合うなんて言いますが、眼鏡も割かしそうですよね。
 何だろう、貫禄が出ると言うか。管理職っぽーいと言うか。

 急に中年になりたくなってきた。時間早く過ぎろ!もっともっとだ!玉手箱はどこだ!
 オラワクワクしてきたところで日記を終りたいと思います。
 以上八蔵でした。おやすみなさい。


9月4日 本音

本当の事を話してみようかと、たまに思う。


9月11日 日曜日は午前七時半に群れを成した兎が宙を舞うんだって

 『純然たる』って言葉がありますよね。
 これって下に『事実』しかつけませんよね殆ど。『純然たる事実』。『純然たるオイル』とか言わないですよね。
 同じように『互い違い』っていう言葉。
 コレって殆ど『靴下』を差してしか使いませんよね。『靴下互い違い』。
 一発変換で出る程メジャーな言葉なのに使用用途は靴下を差してのみ。しゃもじはご飯を掬う為にしか使わないのに皆持ってるみたいに。
 靴下の為に生まれてきた言葉『互い違い』。
 何か一つの為に生まれるってどんな気分だろうか。
 なあ、今君はどんな気分だ。「お前、靴下互い違いじゃん」と言われる時にだけ陽の目を見る君よ。照れて笑うおっちょこちょいな靴下の持ち主を見て君は満たされるのか。
 「お前、靴下色違いじゃん」と言われた時に胸が詰まる様な嫉妬を感じるのか。それとも穴が空いた様な空虚を覚えるのか。
 君は靴下に恋をしているのか。それとも無限で無償の愛を向けているのか。
 靴下の為に生まれた君よ。

 ハッキリ言って、どうでもイイ。

 どうも八蔵です。思いの外どうでもイイ。
 しかし眼鏡やら毛やら靴下やら何だか肌に密着したものについてばかり書いている気がする。
 時には肌を離れ遠く高く精神的な世界の話をすべきかとも思う。

 精神的な話……
 アレですよね、最近あった呪竜祭りを見てて思ったんですけども。
 最近って呪力注入でしたっけ?しなきゃ駄目なんですよね確か。定期的に。
 と、いう事はですよ。例えば日本の何処かで
「……ねえ、さっきから携帯で何してるの。メール?食事中だよ?」
「あ、ゴメン。ちょっと呪力注入してた」
 みたいな会話が行われていたんだろうか。

 あ、ゴメンなさい。ふと思っただけで別に肌とか精神とか関係無いです。
 で、精神的な話。
 兎って寂しいと死ぬって言うじゃないですか。精神的ストレスが肉体に影響を及ぼす好例、というか極論みたいな感じですが。
 しかし、実は兎は別に寂しくても死なないそうで。誰が言っていたんだか。
 兎に角その方は「騙された気分だ」と憤慨していた覚えが。

 しかしこうなると問題となるのは今までそんな風に寂しがり屋だった人間達、通称「兎ちゃん」達の新たな呼び名ですよね。兎は別に寂しくても死なない。寂しくて死ぬのは君達だけだ。
 何と呼べばイイんだろう。精神的虚弱ちゃん?馬鹿にしているみたいだ。やはり寂しいと死ぬ生き物を当てはめるべきか。そんな生き物いねえ。君達だけだ。
 大体にして自然界に寂しくて死ぬなんて生物が存在するワケ無いんだ。どんな弱点だ。生き延びる為に何を得ればそんな引き換えとしての弱点を持つ事になるんだ。あの耳か。

 とか、色々考えていたのですが。
 もっとよく考えると「兎ちゃん」と呼ぶだけで十分馬鹿にしている気がするしそれ以前に誰も寂しがり屋サンの事を「兎ちゃん」とは呼んでないなと気付きました。
 というワケで何も得ず何も失わずただただ恥を晒したところで日記を終りたいと思います。

 でも人生ってヤツは大概がこんな風に何の教訓も無いんだと思いますよ。
 以上八蔵でした。

9月13日君が見当たらない

 二日前くらいからでしょうか。何だか頭が痛いなあ。何だろうなあ、虫歯かなあ肩こりかなあ。
 歯医者とかヤバイくらい面倒くさいなあ、肩凝りとか疲れた現代人って感じだなあ。実際なってみるとダセエ事この上無いなあ。とか考えていたのですが。
 今日になって頭痛が治まり代わりに気持ち悪さと寒気に襲われようやく風邪だと気付きました。
 解ってます。遅いですよね。確かにそれも問題です。ああ問題だよ。
 でもそんな事よりこの風邪の症状が問題じゃないですか。一つ終って次の症状ですよ。メドレーですよ。イイとこどりですよ。サビばっかですよ。頭痛に気持ち悪さ寒気と来たので次は何だろう。お腹に来るんでしょうか。キラーチューンが続くのか、それとも新曲の披露でもあるんだろうか。皮が剥けたり。ズルっと。

 そんなワケで八蔵だよ。皆元気みたいだね、風邪でも引いちまえばイイ。

 ところで、最近『いも煮会』という言葉を良く見かけます。一番最初は山奥でしたでしょうか。
 キャンプ場か何かなんですかね、『いも煮会』に皆集まれみたいな。
 まあ、山奥だしね。と別に不思議にも思いませんでした。
 次に見かけたのは遊園地の看板でした。
 『ここの遊園地では焼肉も出来るしBBQも出来るしいも煮会も出来るんだぜ!皆集まれ!』みたいな。
 まあ、一番最後に書いてあったので。オチだろう。出来たジョークだ、笑えるよ。
 そう考えて、この話は終りの筈でした。
 今日、ふと道を歩いていて見た看板。町内会で開かれるイベント。『焼肉、BBQ、いも煮会』。

 だから何でだ。

 何で肉、肉と来ていもなんだ。そんなにいも食いたいか。育ち盛りの子供なめてんのか。
 しかしこの二大食の祭典と肩を並べて描かれるという事はもしかして物凄く楽しかったりするんじゃないだろうか。

 休日、皆が久し振りに集まる。川原とかに。手に手に食材を持ち寄る。石で釜戸を作る。火を起こす。
 鍋を置く。水を張る。食材(いも)を入れる。煮る。食う。帰る。帰るまでがいも煮会。気をつけて帰る。

 割と楽しいかもしれない。

 何いもを煮るんだろうか。今度キッチリ調べてみよう。
 本格的にタロだろうか。それとも子供にもキャッチーなじゃが?
 多分里芋。とろとろ、ねばねば、身体にイイ。そんないも煮会。
 反抗期の子供が耐えかねて鍋に肉を入れる。そんないも煮会。
 お父さんブチ切れ。お母さん味噌を探す。今ならまだ間に合う。別の料理に出来る。
 妹号泣。反抗期の兄は「妹に肉が食わせたかったんじゃ!」と主張する。
 お父さんマジ切れ、遂に脱ぐ。お母さん味噌を探す手を中断して惚れ直す。
 お兄ちゃん肉を更に投入。妹更に号泣。お兄ちゃんそれを見て肉を少し取り出す。
 お父さん頭に来すぎて鍋を仕切り出すアクを取る。お母さん白味噌を発見、投入。
 妹ブチ切れ。「赤味噌以外は認めない」と長期戦の構え。
 お兄ちゃん遂に我慢しきれずプリンの蓋を開ける。お父さん号泣。
 お母さんそれを見て惚れ直す。そんないも煮会。

 うん、やっぱり割と楽しそう。
 どうでしょう皆サン、今度やったりしてみては。僕は風邪気味だし、どうせならやっぱり肉が食いたいのでお気遣い結構です。
 以上八蔵でした。ごちそうさまでした。

 9月19日 君の名前を科学する

 ハローエブリバディ集合!
 パチーン蔵サイエンスが始まるよ!
 今日は他人の名前を大解剖、触れるのはあくまで名前のみ。内面性・バックボーン・外見・近況一切触れずに科学しちゃうぜ!
 勿論無許可!流石の先生もドキドキしてきちゃった!

 おっと、勘のイイ君はもう気付いたみたいだね。
 そう、先生が無許可で玩具にすると言ったら勿論この人、『一兵君』が今日のモルモットさ!

 どんな人かって?そんなの関係無いよ!
 気になる君は本家で神様にレッツお祈り!
 ここではそんな事には一切触れない!ただ単に『一兵』を科学するのみ!
 じゃあ行くよ!皆先生についてこれるかな!?ぶっちゃけ先生が一番心配!

 STEP1:音の響き

 さて、まず『一兵』の音の響きから見ていこう。
 『一兵』の正しい読みは『ippei』。アクセントは人によって違うだろうけど、先生は『pe』に置くのが好きだな。
 音の響きとしては『根底』や『疾病』が酷似していると言えるね。
 ちなみに何となくネガティヴな感じがする言葉のチョイスは決して音の響きの所為じゃなく先生が根暗だからだよ。ゴメンなあんま科学的じゃなくて。

 しかし他に思いつかないしこの偏ったチョイスから音のイメージを想像しよう。

 えー根暗で病気がちかな。

 先生どの言葉でやってもイメージ全部こんな感じになる気がしてきました。
 でも先生頑張る。根暗だもん。
 音の響きをバッチリ科学的に解剖し尽したところで次に行こうか。
 したよ。した事にしておくれよ。でないと先生何するか解らないよ。

 STEP2:言葉の持つ意味

 次は類義語から推察する名前の持つ意味に行こう。
 用意したのはコレ、『人一倍』。あんまり似てないね。一しかあってないもんね。
 でも御覧、『人一兵』ヤバイ、マジ激似だよね。

 コレが名前として一応ギリギリ成立するワケだけど理由は語らない。
 気になる君は本家で今居る国を出奔した後、アクサス海域とかに行ってみればイイと思うよ。証拠は足で探そう。

 さて、『人一倍』。これは『人より一つ分倍』、略して『人一倍』となるワケだね。つまり人より2倍って事だ。
 という事はだ、勿論『人一兵』は『人より一つ分兵』という事になる。

 兵。強者の意味を持ちその方面、主に軍事で水準以上の手腕を発揮する人の意に用いられるワケだけども。

 音の響きのイメージと合わせて考えると『根暗で病気がち、軍事で水準以上の実力を発揮する人』となるね。
 何だか情緒不安定の人みたいだ。先生、友達になれそうな気がする。

 適当にやった割に着地点は普通になってしまったね。
 反省や後悔を繰り返しながら次に行こう。

 STEP3:壷

 よし、では最後に総画数からこの人の人格や運勢を推察していこうか。
 大丈夫、姓名判断は星占いとかと違って科学的だから。統計学は科学だから。全然オカルトとかじゃないから。
 先生も姓名判断の先生に言われて六回改名してるんだ。壷は四回買ったよ。

 それによると壷を買わないと不幸になるって先生の先生は言っていました。

 というワケでこれを見た『一兵』な皆サンは今すぐ300万用意しよう。

 ところで先生今本気でBBS外して良かったと思ってます。9月19日 君の名前を科学する
 文句なんて聞きたくないもんね!殻に閉じこもっていたいよ根暗だもん!

 まとめ

 さて、今回もバッチリ科学的だったパチーン蔵サイエンス。そろそろお別れの時間かな。
 今回のお題は『他人の名前だけで何文字文章が書けるものなのか』。
 結果は『約1600文字』という事で。市販の原稿用紙4枚分かあ。
 量的に結構微妙だね。

 まあもっと微妙なのは名前を無断使用された一兵君の心境だよね。
 先生は、何か今更謝るのも悔しいから謝らないけど、皆は悪い事したらちゃんと謝らなきゃ駄目だよ。

 何か説教くさくなっちまったな!
 よし!帰りにラーメンでも食ってくか!以上八蔵だったぜ!



 9月29日 9月が終る前に

 そういえば、世界の微中年ことレオフト・オーフェル氏のホームページにリンクが追加されていましたね。
 適切かつ本人の遊び心溢れた説明文。見事だなあ、と皆サマのHPを見て回ったりしながら思っていたのですが。あらまあ大変、説明文に誤字発見。早く修正しないと。
 問題の説明文はコチラ。

 パチーン蔵HP:
 駄目大人仲間、八蔵殿のトークはここで聞ける。言葉の隅々まで面白い、とにかく一度見に行けばわかるさ。

 誤字、と言うか。文字化け起こしてるとしか思えないですね。
 じゃなきゃ私の目が腐ったんでしょうか。あ、幻覚か。リンクが出来たなんて夢だったか。

 スイマセン寝てました。八蔵です。起きろ僕!きっともう8時くらいだ!
 いや、やっぱり寝てよう。きっともう少し寝過ごせば隣に住んでるお節介な幼馴染が起こしにきてくれる筈。
 と、いうワケで起こしに来るまで日記を書きたいと思います。

 しかし、言葉の隅々まで面白い文章なんて書いてみたいですね。
 それってどんな文章だろう。一度雛型を考えてみたいですね。

 取りあえず、語尾は必須だと思うのです。
 その人物のキャラを手軽に表せて、尚且つ文章に華を持たす。
 犬ならワン、猫ならニャー、乙女なら★。
 眼鏡な僕は勿論「メガネ」でしょうかね。まあ、メガネでイイや。

 次に日記なんだし、面白い事件があればそれだけでも十二分に面白いですよね。
 しかし、最近特に何も無い。眠くも無いし臭くも無い。
 どうしようどうしよう。此処は友人が言ってた「爆発オチはコントだけで無く会話にも応用出来る筈だ」の妄想を信じて使ってみようか。みよう。
 実験なんだし嘘をついても許されますよね。多分。

 さて、他には何が必要か。豆知識なんかあれば喜ばれそうですね。
 最近下火になってる気がしないでもないですが、やはりトリビアはあるにこした事は無い筈。

 取りあえずこんだけ詰め込めば面白いものの一つや二つ作れそうですよね。
 やってみましょうか。

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 八蔵秘密ダイアリー

 プリンに醤油をかけて「ウニの味」と言ってお爺ちゃんに食べさせたらお爺ちゃん爆発したメガネ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 ……

 あ、ヤッベ。幼馴染が起こしに来た。
 スイマセン、そろそろ学校に行かなきゃ遅刻するんで僕行きますね。
 以上八蔵でした。


 10月23日 「僕を忘れないで」と騎士は言った

 僕ね、若年性のアルツハイマーかもしれない。

 間違った。こんばんわ、どうも八蔵です。
 あまりのへこみ具合にネガティヴ発言が飛び出してしまいました。
 しかし、酷いんです。物忘れが。本当の事を言うと、忘れ物が酷いんです。
 この歳で忘れ物って。この調子で行くとコロに行くのにナイフを忘れたり外に出るのにパンツを履き忘れたり最終的に友達の家に眼鏡を忘れたりしてしまうかもしれない!怖い!怖いよ!

 ゴメンなさい、眼鏡は何度か忘れてます。

 しかし、恐ろしいですね。本当にこの調子で行くと服の着忘れやら眼鏡のつけ忘れやら心の鎧の装備し忘れやら平気でしてしまいそうです。ヤバイ、マジでヤバイ。心の防御力が無くなってしまったら私なんてただの乙女です。傷つきやすいくせに人に関わろうとして優しくしようとしてそれはただの傲慢でしかなくてそれを知った上でそれでも誰かの為にあの人の為に何かをしたいと思うただの恋する乙女です。

 何の話だったか。

 ああ、忘れ物の話。
 しかし、どうすれば良いでしょうね。忘れ物を失くすには。全ての物に鎖か何かつけてジャラジャラ言わしてみようかとも思ったんですが。
 しかし私の嗜好は私に関わる大体の人間にバレてしまっているので、鎖なんかジャラジャラ言わしていたら、『ああ、目覚めたんだ……』とか思われかねない。きっと話すときとか3mくらい距離置かれる。そして誰もそれに触れない。弁解の余地すら与えられない。

 それはそれで何ら構わない気もする。

 でも、全力全開でその道を歩くのはもう少し先でイイかな、と思っているので。
 出来る事ならその時は皆に笑って見送って貰いたいので。多分、対岸から。

 他に良い方法を考えたい。

 流行の脳力トレーニングとか、本気で考えるんですけども。
 ああいったものの効果というのは如何程なのか。
 筋力は結果が解り易いですよね。数字でも出るし、見た目も変わる。ムッチリムチムチはちきれる。ズボンもシャツもGパンも。皆ムチムチはちきれる。
 脳も数字と同時に見た目に変化が現れれば良いのですが。
 青白くなるとか。段々華奢になるとか。眼鏡をかけ始めるとか。

 不健康くさいですね。トレーニングしてるのに。何故だろう。

 これはもしかしてアレだろうか。忘れる事の自然さの様な事を示唆しているのではないか。
 いわば記憶→忘却の流れは代謝の様なものであるワケだし。必要な物が優先的に残るという点は生物の進化の過程、淘汰を思わせる物がある。
 覚えておくという行為、記憶への執着は言わば神への謀反にも他ならぬ。

 忘れる事への免罪符を頂いた事だし。そろそろ日記を終ります。
 必要な事を忘れるのが問題じゃないかとか、聞こえません。
 ていうか、貴方が何を言ったのか忘れました。以上八蔵でした。
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